DAISYはインターネット標準技術ですから、その仕様によるプロジェクトは、OSを問わず、そのままwebに載せられるはずと考える方があっても不思議ではありません。
事実、ファイルの拡張子やファイル名など、UNIX上でも不都合がないように制作しています。
また、いろいろなサイトで写真や音声が聞けるところも増えてきました。まさにマルチメディアの時代!

にもかかわらず、現在のところ、検索もでき様々なデータがシンクロ再生するDAISYプロジェクトをひなぎくのwebに上げていません。
それは二つの理由によります。この制約がなくなれば、ダウンローディングやwebデータのリアル再生の方法に踏み切ることになります。

一つは、DAISY仕様にあったブラウザが不在ということです。唯一、Sigtuna Browserというソフトが日本障害者リハビリテーション協会で開発中です。smilの再生が可能で、テキストのフルシンクロの形で再生します。しかし、イメージ画像は表示されません。現在のインターネットエクスプローラやネットスケープナビゲーターでは、smilを再生しないのです。

二つ目は、通信回線の問題です。
mp3_16kbps程度に圧縮したとしても、60分の録音は15MB程度になってしまいます。平均10時間の本で150MB。どの家庭でも簡単にFTPサイトからダウンロードというわけにはまいりません。まして、リアルタイム再生となれば、回線が混み合って大変なことになります。

ADSLがどの家庭にも普及して、どの家庭でもダウンロードが可能になれば、CDというメディアを使わなくても提供可能な日が、近々訪れることは間違いありませんが、ここしばらくは一番経費のかからないCDでの提供ということになるのでしょう。DVDが安くなれば、こちらのメディアも魅力が増すことになります。