DAISY編集法

Edit Screenの活用

SigtunaDAR3では、ほとんどの仕事をメイン画面で行うことができます。後からテキストをシンクロさせたいときの「ATAU」(自動テキスト付加ユーティリティー)、プロジェクトのクリーンアップ後の「QA Player」、そして「編集画面」(Edit Screen)がメイン画面起動時にさらに起動できる、半独立したモジュールです。 したがって、この編集画面を起動しているときが、一番搭載メモリーを使っているときで、ncc.htmlを開いているだけではなく、smilファイルの編集・書き込み、テキストを含んだhtmlファイルも参照しています。一番沢山のファイルを扱っている画面です。

操作には慎重さが必要です。

編集画面の3区画

この編集画面で行う編集、htmlファイルを用意してプロジェクトを開いた場合の編集の要点は次のとおりです。

Aのケース(シンクロさせながらのライブ録音)

このようなケースでは、ポーズディテクション(自動的にオーディオ・イベントを分けて記録する)を使わない録音をします。これは、ポーズを分ける設定によって、録音スタート時点の無音イベントを作ってしまって、編集に手間取るのを避けるためです。
前のイベントの最後の無音の長さと、そのイベントの頭の無音部分との兼ね合いがポイントです。編集の要領が変わりますから注意が必要です。

「ディテクションを使った録音の例」
多くの無音イベントができる
多くの無音イベントができる

「ディテクションを使わない録音の例」
ここでは音声の前の無音が長くなっています
ディテクションを使わない録音の例

Bのケース(Wave ImportやLineからの録音)

この場合は、テキストとシンクロをとりながらデータを記録するのには無理、もしくは無理がありますから、ポーズディテクションを使った録音が多いはずです。Aのケースの「ディテクションを使った録音の例」と同様、無音イベントが沢山できているはずですから、無音イベントをむやみに削除せず、ポーズをとるタイミングも編集に加えてください。

上に戻る

A.B.共通の編集項目を以下に列挙します。この順序は標準的な編集手順でもあります。
最初のテキストイベント

注意:絶対に各nccアイテムの最初のテキストイベントは削除しないでください。リンクがあり、コントロール不能となります。
注意:nccアイテムやイベントを選ぶときは、アイコンまたは番号部分をクリックしてください。見出し部分をクリックするとリネームすることになりかねません。
注意:編集中はブラウズ画面の文字リンクをクリックしないでください。メモリが不足して固まる恐れがあります。

1.nccアイテム最初のオーディオ
前のnccアイテムの最後のオーディオイベントの無音を確認して、イベント先頭の無音を調整します。見出しがすぐに聞こえるようにし、本文開始までの無音をこのイベントに確保します。また、すぐ上の最初のテキストイベントに対応するよう、イベントが分かれていたらJoin(結合)します。

2.各オーディオイベントの確認
ここがDAISYでの編集の中心的な部分です。消し忘れの録音、読み直しの録音を発見し、選択・削除をします。
箇条書きや段落部分の最初と最後は、前後のオーディオイベントのポーズを確認しながら、Split(分割)Join(結合)Delete(削除)を繰り返して、その長さを調整します。

3.音声エディター(Smil Editor)
音声エディターかなり耳障りな口中音や雑音を発見したら、音声エディターを立ち上げて(CTRL+A)範囲指定をして、ルーペで拡大・確認後、削除します。
ファイルが途中で変わっている場合は、編集が反映されない(現バージョン)ことがありますから、起動後すぐに終了(Alt+F4)させて、もう一度立ち上げることをおすすめします。
通常の波形編集ソフトと違い、smilの時間情報も再計算されます。正確なイベントの分割もこのエディターでできます。


4.テキストイベントの移動
テキストイベント オーディオイベントの確認が終わったら、後方のリスト中にあるテキストイベントを、「切り取り」もしくは「移動」によって、オーディオイベント番号まで移動させます。テキスト/オーディオの形がシンクロの位置です。
なお、移動をあまりにも速くするとsmilファイルを壊す原因となります。自分のPCの性能に合せて操作します。


5.ページ(テキストイベント)
ページ(テキストイベント) テキストイベントの中でも、リンクがあるイベントがあります。ページ数の入ったテキストで、このイベントの後ろに「0.2〜0.3」程度の無音を切り出して、付けてやります。様々なプレーヤーに対応させるためです。

説明画面は、LpStudio Plus JP(日本障害者リハビリテーション・開発、株式会社エルザ・発売)の画面を使っています


上に戻る